当院院長が執筆したハリネズミのウイルスに関する論文が海外誌に受理されました

当院院長が執筆した論文が海外誌に受理されました。

Serological evidence of African pygmy hedgehog adenovirus 1 in exotic companion animals

Iori Koizumi, Chisato Shigenaga, Kazuki Kiuno, Saki Mitsunaga, Miyuka Nishizato, Kota Nochide, Daisuke Hayasaka, Hiroshi Shimoda

Journal of Veterinary Medical Science, 2025, 87 (7): 862-867

(飼育下のエキゾチックアニマルにおけるヨツユビハリネズミアデノウイルス1型の血清学的証明)

 

本論文は、山口大学共同獣医学部との共同研究として、たくさんの先生方のご協力のもので執筆されました。

ヨツユビハリネズミアデノウイルス1型は、ヨツユビハリネズミに気管支肺炎を起こす病原体として知られており、同時に様々な動物に感染することができる可能性について指摘されていました。

本論文は、日本で飼育されている様々なエキゾチックアニマルにおいてヨツユビハリネズミアデノウイルス1型に対する抗体の有無とその抗体価を調べたものです。

結果として、様々な動物において抗体が存在し、さらにフェレットとミーアキャットでは呼吸器症状と抗体保持に関連性が認められたことから、ヨツユビハリネズミアデノウイルスはエキゾチックアニマルにおける警戒すべき新興感染症であることが確認されました。

タイトルのリンクから全文が閲覧できます。ご興味のあるかたは是非ご覧ください。

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